病院の禁煙プログラムに行って来た [1 日目]

2008-07-01Category: Diary

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今までタバコを吸っていて、やめようと思ったことはありませんでした。
詳しくは書きませんが、あることがきっかけでやめようかなぁ…と朧気に考え始めました。

まず完全にやめるのではなく減らそうと考えました。気力だけで頑張って我慢できるところまで吸わないを繰り返し、1 日に 40-50 本を 20 本程度まで減らすことができました。
しかしその分口寂しいのと、タバコを吸いたいという欲求、主にイライラすることが多く食べ物をよく口にするようになってしまいます。(生理前症状と思われますが、よく生理前になるとイライラして間食をしてしまう癖もあったし、それも相まってしまった)
おかげで体重が 5kg 増、体重が増えたことのショックとタバコを我慢しなければならないというストレスから、余計にイライラしてしまい、結局タバコに逃げ、本数が戻ってしまいました。

5 時間くらい我慢したことがあるけれど、その辺を歩いている人の頭をぶん殴って金を奪い取ってタバコを吸いたいと思うくらい欲求が強くなったのを覚えています。してはいけないと思いつつできるならそうしたいと思うあたり立派なニコチン中毒であり、いかにタバコに自分が踊らされているかがわかります。
タクシーが禁煙なのに怒って運転手に暴行をした事件がありましたが、表面的にはあ、吸えないんですねそうですか、と取り繕ってもはらわたが煮えくり返る気持ちはとても、とてもわかります。
減らすだけでこれなのだから、いきなり禁煙したら上記のように本気で精神的に崩壊してしまいそうだと考えるようになります。

自分や家族の意思ではやめるのは無理で、これは病院に行って第三者の監視下で「薬に頼って」治すしか道はない、と思うようになります。
そして今日、禁煙外来のある病院で話を聞いてきて、薬をもらってきました。

保険適用

まず保険適用には「喫煙年数 × 1 日の喫煙本数が 200 以上」でなければなりません。
私は満年齢 24 なので、4 年の喫煙歴では適用外になるかもしれない、と言われました。私の場合は未成年時から喫煙していたのですが、建前としては 20 歳からしか吸ってはいけないことになっているため、そのあたりを正直に書いても適用されるのかどうなのかよくわからない、とのこと。
ただ私は 1 日に 40-50 本は吸っているので 50 本 × 4 年ということで大丈夫です、と言われその後の説明を聞くことになりました。

パッチ

禁煙が保険適用化されてからあるものが、皮膚にニコチンパッチを貼ってタバコを吸わなくてもよくなる、ノバルティスファーマ株式会社が出している ニコチネルパッチ
会社の同僚の女性も、1 日 3 箱吸っていたけどとても楽になったと言っていたし、最近テレビ CM でもやっていてとても気になっていた。
しかし話を聞いてみると、ニコレットでだめだった私にはこれはどうなのだろう?と思い始めた。

  • パッチの保険適用、診察は 12 週まで。それ以降は実費。
  • ニコチンが含有されるパッチを皮膚に貼り、皮膚から徐々にニコチンを吸収することでタバコを吸わなくてもよいというもの。
  • 30、20、10 のパッチのサイズがあり、30 が一番ニコチンの量が多く、パッチも大きい。慣れながら時間の経過とともにパッチのサイズを下げていく。
  • 1 日に 60 本吸う男性に 30 を処方したところ、気分が悪くなったとのこと。その男性は本数が多いけれど肺にまで入れずに吹かす程度に吸っていたらしく、「自分は何本吸ってるから、自分はヘビースモーカーだから」という理由だけではどのサイズを処方したらいいか結構難しいらしいので、問診の際どの程度の喫煙状態なのかきっちり言ったほうがよさそうです。
  • 40 代の女性はパッチをしているとまったくタバコを吸わなくていいしガンガン家事も仕事もできてよかったらしいのだけど、いざパッチを取ると結局タバコを吸ってしまうので、保険適用の 12 週ではやめられずに今もパッチを使用しているらしい。
  • 朝起きて貼って、寝る前に取るのか?という質問に対して、朝起きると寝ていた分体内のニコチン量が減っているため朝吸ってしまうことがあり、朝とても吸いたくなる人は寝ている間もずっと貼っているらしい。
  • お風呂では取るのか?という質問に対して、貼っていてもいいし取ってもいいとのことです。防水なのかな。

特に 40 代の女性のお話が、私もこうなってしまいそうだと思ってしまった。
やめられなければ意味がないのに、ニコチンを摂取せずにはいられないのはどうなのか。「吸ってはいない」けれど「ニコチンは取っている」状態が好ましいとは私には思えない。
パッチを貼っていて楽になったという同僚の話も医師の話で半減してしまった。

錠剤

6 月から新しく保険適用になった錠剤、ノバルティス ファーマ株式会社が出している チャンピックス錠
まだ始まったばかりなので今までに 1 人しか処方された人がおらず、医師としてもこのお薬はとてもよいので是非!とは勧められないとのこと。

  • 錠剤の保険適用は 12 週まで。それ以降は実費。病院での診察は 24 週まで受けることができる。
  • まず 1 日目から 3 日目までは 0.5 mg 錠を 1 日 1 錠ずつ服用。4 日目から 0.5mg 錠を 1 日 2 錠、8 日目からは 1mg 錠を 1 日に 2 ずつ服用する。
  • 頓服薬のため副作用がある。吐き気、頭痛、便秘、上腹部痛、皮膚発疹。どれも軽度らしい。空腹時だと吐き気を催すことがあるため、必ず食後に服用しなければならない。
  • 頓服薬のため薬によるアレルギー疾患があったり、ほかに服用中の薬がある場合、腎臓病、妊娠中や授乳中、未成年者は服用できない。
  • 1 日目から 7 日目まで「スタート用パック」を渡され頓服する。この期間中はタバコを吸ってもよいが、8 日目からは喫煙してはならない。
  • ニコチンパッチが皮膚からニコチンを吸収してタバコを吸わなくてもよい体質にする一方、こちらはニコチン受動体にニコチンと分子の形がよく似ているチャンピックスの成分を嵌め込み、ニコチンそのものをブロックする。そのためニューロンが受動体にニコチンを結合したと勘違いし、タバコを吸ったときのような快感を出すドーパミンを少量 (タバコそのものと比べると少ないらしい) 放出する。この繰り返しによってタバコを吸ってもおいしいと感じなくなるらしい。

パッチに比べると料金が少し高い。
簡単に計算してもらったけれど、2 週間ずつ処方されその都度支払うので、1 回の精算では問診が初診 2,000 円、再診 1,000 円程度、薬代が 1,000 ~ 2,000 円程度のよう。概算では 12 週で問診を含めて 3 万弱でしょうか。
それでも月に 2 万 5,000 円近くタバコに費やしているので、それを考えれば治療費としてはとても安いと思います。

私のほかに 1 人 (院内で初めて) 服用した患者さんは、皮膚に赤い発疹ができてしまったそうです。
私は薬を飲んで体表に症状が出たことがないので多分大丈夫ですとは言いましたが、医師はその点を非常に気にしておられました。

服用後

14 時過ぎに 1 錠飲んでみましたが、30 分を過ぎたあたりからお酒を飲んだような (私は下戸なのですぐ真っ赤になります) 顔の熱さがあり、熱を計ると 36.9 度。普段が 35.5 度くらいなので微熱といえるでしょう。その後お手洗いに立ちましたが少しだけふらつき、眩暈を覚えました。約 1 時間経過した今、熱は下がっています。発疹等はありません。

服用する直前にタバコを 1 本吸いましたが、それ以降吸いたいという欲求が強くありません。
ただ「強くない」というだけで吸いたくないとは別物です。
まだはじめたばかりですが、これからもまとめてレポートしようと思います。

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