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Textpattern は PHP とデータベースで稼動するブログツールです。
PHP なのでとても軽く、記事 (アーティクル) の執筆・編集はもちろん、デザインの変更もボタン1つで出来てしまいます。
Textpattern は無償です。
ここでは Textpattern のメリット・デメリットを紹介します。
以下、Textpattern を txp と略します。
MySQL との連結が済み、サイトの設定を完了した時点での txp の全容量は約 2MB 程度、ファイル数は87、データベース使用量は 152 KB です。
相当量のページ数とテキスト量を置いたものでもデータベース使用量は 50 MB 弱で、データベースサーバが 100 MB の容量があるレンタルサーバならまず大丈夫でしょう。
txp を動かすために必要な環境
txp が推奨する環境
推奨環境等の詳細: Textpattern: What are the system requirements?
このサイトで実際に使用している環境
PHP が使用可能であっても、PHP が CGI 扱いのサーバでは一部の機能 (cleanURL 等) が働きません。
また、mod_rewrite が設置していないサーバでも、一部機能が働きません。
上記でサイトを編集、構築していきます。
txp は、PHP で稼動していると前述しました。
そのためサイト構成は全て動的に行われ、記事 (アーティクル) も PHP で出力されます。
動的生成は HTML などの静的生成に比べ、SEO に向いていないと言われていますが、そんなことはありません。
txp は本来、記事番号でアーティクルを管理しています。
デフォルトでは、アーティクルを開いたときの URL は「/index.php?id=44」などと番号で表示されますが、.htaccess でリダイレクトしてやれば、「/txp/about-textpattern」と変更することが出来ます。
つまり Google などには「これは静的なんだよー」と誤魔化してやることが可能です。
txp では、前者の番号管理を messy、後者の誤魔化しを cleanURL といいます。
messy にすると、後述するセクションが使用できなくなります。
.htaccess にはもうひとつ利点があります。
管理画面で「セクション」というものを作成すると、擬似ディレクトリが出来上がります。
実際に FTP でディレクトリを作る必要はありません。
例えばこのアーティクルは “ txp “ というセクションの中にあります。
自分が書きたいと思うアーティクルの大義をセクションで分けることが出来ます。
例えば、普通の日記は article セクションで、イラストなどの作品の展示には work セクションを使う、などです。
セクションとは別にカテゴリ、サブカテゴリ分けも出来ます。
txp の独自タグに Textile というものがあります。
Textile は記事を書くときに、太字にしたり斜体にしたりする文字装飾のタグを簡易化したものです。
装飾したい文字を決められた記号で囲むだけでよいですし、慣れるととっても楽で、いちいちタグを挿入しなくていいので大変便利です。
Textile は管理画面 (アーティクルの新規作成・編集画面) にヘルプが付いていますので、簡単な英語さえ解ればすぐに習得できます。
FTP でアップロードする必要はありません。
全ては管理画面で行います。
また、任意でサムネイルを生成することも出来ます。
サムネイル用のタグを使えば、自動的に原寸サイズへリンクが張られます。
アーティクル同様、画像にもカテゴリを適用できるので、管理も楽です。
txp 独自タグの自動生成機能がついています。
ソート方法や表示方法などを選び、生成ボタンを押すとソースコードが自動発行されます。
コピーアンドペーストするだけでいい、とても簡単で解りやすい機能です。
MovableType のように再構築をする必要はありません。
「保存」ボタンを押すだけでいつでも、すぐに更新が可能です。
インストールするとアクセスログがついています。
これも管理画面で見ることが出来ます。
日付、ホスト、閲覧されたページ、リファラを見ることが出来ます。
残念ながらこれらを統計することは出来ませんが、生ログを見る分には十分な機能です。
txp に移行する際、他のブログツールで今までのエントリーを「発行」「非表示」「下書き」「保留」のいずれかの状態でインポートできます。
4.0.3 以上のバージョンでは上記 CMS のインポートが可能です。
もう3年近く txp を利用していますが、未だにスパムコメント、スパムトラックバックが来たことがありません。MT や Wordpress 等と比べてまだマイナーで、スパマーの標的になっていないのも一因であると考えています。
2008 年 5 月ごろに英語圏から多数来るようになりました。
コメントスパム対策プラグインが多く公開されており、設置にも大した手間がかからないので導入しておいて損はないと思います。
また、コメントは「X 日経つと自動的にコメントフォームを閉じるか否か」の設定が出来るので、古い記事にはコメントが出来ないように自由に設定することが出来ます。
(コメントを閉じない、1 週~ 6 週の 7 パターンから選択できます)
独自タグを覚える必要があります。
「大体使うことが多い」というタグは “タグ自動生成機能がデフォルトで付属” で書いたように生成機能がついていますが、あの部分についている数倍のタグが txp には存在します。
そのタグがどのような意味を持ち、どのように機能するのかを覚える必要が少なからずあります。
タグが細かく分かれていない。
例えば日付タグは1つのタグで済みますが、管理画面で設定する表示形式 (書式) しか選べません。
(Ver 4.0.3 現在、21 種類)
また、管理画面を日本語化すると「何じゃこりゃ」という書式も出てきます。
これ以外にも、 1 つのタグで済むけれど表示形式を自分の思い通りに細かく設定できないものもあり、「見た目」にこだわる方には余り向いていないかもしれません。
トラックバック機能がついていない。
プラグインを導入することでトラックバック ping の送信及び受信は可能です。
txp の開発チームは今後、トラックバック機能をデフォルトで搭載するつもりはないようです。
(そんなスパムを助長するような機能はいらない、という意向らしいです。)
txp 単体では弱い部分が。
txp はプラグインに頼る部分が多いと思います。
プラグインの導入、削除はとても簡単なのですが、自分が思い描くプラグインを見付けるのにまず一苦労するかもしれません。
設定や概念がややこしい。
txp は PHP で作られているので PHP 関数に似たタグが出てきたり、セクション・カテゴリなどの区別やその存在意義など、結構ややこしいです。
「レンタルブログはいくつか触ったけれど、サーバにインストールするタイプのブログは初めて」という方にはお勧めできないツールと言えます。
逆に何かしら他のブログ (CMS) ツールを触ったことがあるならば、「このタグはあの CMS でいうあれだな」という風な感じで飲み込みやすいかもしれません。
XHTML や CSS を最低限知っていなければならない。
デザインページテンプレートなどを自分でやりたい方は、 XHTML と CSS 文法を知っていることが条件となります。
めんどくさい!という方は、デザインテンプレートを配布、サンプルを公開しているサイトがあるので自分のお気に入りを探してみましょう。
ただし最低限はそのデザインテンプレートを修正する可能性もあるので、多少なりとも勉強する必要性があります。